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新築　金沢市Ｋ様邸

今回ご紹介する物件は金沢市のＫ様邸です。
奥様のご実家でしたが、ご夫婦で数年前にこちらに引っ越されました。築年数も50年以上経過し、冬場も寒く地震などに対しても不安があることから、耐震リフォームをしました。
今回の工事は、耐震と断熱を重点において施工しました。耐震については一般診断で現行の耐震基準を満たしており、さらに細かく計算した精密診断では耐震基準の1.5倍の耐震強度(耐震等級3相当)があります。
断熱に関しては壁の断熱の強化と窓の高性能化を目指しました。さらにコストアップにはなりますが、さらに気密化と断熱材の充填強化をすれば、夏はより涼しく、冬はより暖かく過ごすことが出来ます。
施主様もじっくりと計画を練ったので、満足のいく仕上がりになりました。

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■施工前

着工前のリビングです。DIYであちこち手入れをしており、きれいなお住まいでした。

リビング奥の和室です。リフォームの準備に取りかかっているところだったので襖などは外してあります。

キッチンです。リビングとは廊下を挟んでいたため、不便でした。

■施工中

2階の屋根裏です。大きな丸太梁を使っており、当時の大工さんの心意気が伝わってきます。

床下の基礎部分です。当時は床を支える柱(束)の下は石を置いて床を支えていました。床下は乾いておりシロアリの被害もほとんどありませんでした。

2階　筋違を新設し、耐力を確保するため土壁を残して薄い断熱材を壁の中に入れています。

1階和室　解体状況です。土壁も耐力に算定できるのでなるべく残すように設計しています。

リビング、和室部分の間取りをかえるため壁を新設しました。新たな耐力壁を作るので下には鉄筋コンクリートの基礎を設けました。

リビングです。窓を小さくし筋違いの入った壁を新たに新設しました。このあと羊毛断熱材のウールブレスを壁内に充填しています。

以前キッチンだった部屋構造用合板で耐力壁を設けました。

天井にもウールブレスを充填しました。

■施工後

リビング　キッチン側から撮影しました。テレビの壁面は天然塗り壁材ウォーロです。

キッチンの後ろの部屋です。

当初の計画では施工する予定のなかった玄関横の部屋も和室から洋室にリフォームしました。窓は内窓を設け断熱性が格段に良くなりました。

同じ部屋です。奥はトイレなどの水廻りがあります。

玄関ホールです。床は無垢の杉板で、天然塗料リボスを薄く塗っています。

完成　リビングです。施主様のセンスがいいのかスッキリとした印象を受けます。

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